モデルのようなツヤ髪を作るプロ流の凄技は、ブローです。
ブローのテクニックさえ身につければ、モデル並みのツヤ髪、美容院帰りのツヤ髪が、毎日できるようになるのです。 ポイントは、ブラシの使い方とドライヤーの当て方。早速、ご紹介していきます。
ブローでツヤ髪になる理由
髪の毛のツヤは、光の反射で生まれています。髪の毛一本一本のキューティクルの方向を整えることで、鏡のような面となり、光を反射するのです。 この輝く面を作るのが、ブロー。 ドライでは、ドライヤーの風で髪の毛のキューティクルの方向を一定に揃えることはできます。しかし、根元に癖が残っていたり、髪の毛の方向があっちこっちばらばらの方向を向いていたりして、毛流れはととのっていません。まだボサッとした印象になっています。 ドライヤーで乾かした後に、ブラシとドライヤーを使ってブローによってキューティクルと毛流れを整えていくのです。
ブローでツヤを出すテクニックの基本
ツヤ髪のブラッシングは、根元からブラシでしっかりテンションをかけ、下方向に引っ張りながらブローします。
ツヤが出るのはもちろん、髪を巻いた時のカールのもちやツヤが全く違ってきます。 ブラッシングのダメージから髪を守るには、はじめにブローローションやアウトバストリートメントをつけて髪を保護しましょう。
タイプ別のブラシ
ブローに使うブラシは3種類。 用途に合わないブラシだと艶も出にくくブローに時間がかかり髪が痛みます。
ロールブラシ
最もツヤを出しやすいのがロールブラシ。 しっかり1本1本の髪の毛をつかみ、髪の毛の流れを整えます。毛先を丸く内側に入れるヘアースタイルに適しています。 ミディアムからロングなら直径6センチから10センチ位のものが最適。
クッションブラシ
次にツヤが出やすいのはクッションブラシ。
もともとセット用のブラシとして作られているので、扱いやすいのが魅力です。 ロールブラシが苦手と言う人にオススメです。朝の寝癖直しにも力を発揮します
デンマンブラシ
デンマンブラシは扱いやすいのですが、引っ掛かりが少なく、キューティクルの方向を揃える力が弱いのでツヤが出にくいタイプです。 ただし、もつれやすい髪や直線的なラインを出したスタイルの人に向いています。
ブローでツヤを出すプロのテクニック
基本のブロー
1.毛先を持ちコームを縦に使って、絡まった部分を割りながらほぐします。 無理矢理くしを通すと髪の毛が傷みます。 2. ブローローションで軽く濡らします。 3. 髪の毛を縦に4つにブロッキングします。後頭部の中心から耳の後ろまでの部分× 2つ、耳の前の部分× 2つ。 4. 少し下を向き、根元からしっかりテンションをかけながら、ロールブラシをかけます。 1番テンションがかかっている部分にドライヤーの風を上から当てながら、ブラシがすーっと抜けるところまで同じ角度で引っ張っていきます。 ドライヤーは髪から拳1つ分離します。1カ所でブラシはドライヤーを止めないように、すーっと動かすこと。 5. ハチの部分は手で押さえながらブローする。この部分は髪の毛が浮きやすいので。
ボブの場合
前髪にボリュームを出したい場合 根元からロールブラシを入れ、立ち上げるようにブロー、ブラシのところにドライヤーの風をあてる ボリュームを抑えたい時は根元をおさえ、中間から毛先をブロー。 後頭部はハチから上の部分の髪の毛をしっかりブローすることで表面にツヤが出る。 サイドは前方にブラシを引き抜くようにすると自然な内巻きになる。
癖のないストレートの場合
ドライヤーによるブローを省略してもよい。
寝ている間に乱れたキューティクルを手ぐしで揃える。
クッションブラシで2、3回ブラッシングするだけで面を整えることができる。
ツヤ感を足したい場合、アウトバストリートメントをつける。
癖のあるストレートの場合
クセが強い人はブローをした後、ハチから上の表面の髪の毛をアイロンを使ってキューティクルの方向を整える。
アイロンの持ち手を少し緩めて滑らせるように上から下に下ろしていくとツヤが出る。
ポイントアイロンはロールアイロンでもストレートアイロンでもどちらでも可能。ロールアイロンを使うと自然にカールした毛先になる
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